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東京都、2050年に向けた戦略をわかりやすく、訪都外国人旅行者数4000万人、消費額6.3兆円を政策目標に

東京都は、2025年3月に策定した「2050東京戦略」をわかりやすくまとめた「2050東京戦略ポケット版(令和8年度)」を公表した。この戦略は、2050年代に東京が目指す未来の姿の実現に向けた取り組みを推進するもの。

そのなかで、観光については、「訪れるたびに、新しい体験や発見がある、世界を惹きつける東京へ」をビジョンとして掲げ、訪都外国人旅行者数を2024年の2479万人から4000万人まで増やし、訪都外国人旅行者消費額を6.3兆円まで引き上げる政策目標を設定している。

そのための政策として、食、江戸文化、アニメなど東京の強みを生かした観光、イルミネーションや施設の夜間開放などナイトタイム観光、戦略的なプロモーション、快適に楽しめる環境整備を推進する。

また、持続可能な観光に向けて、観光マナーやごみの持ち帰りなど意識啓発、自治体・地域と連携して地域の生活と旅行者の調和を図る取り組み、AIを活用した混雑の未然防止などの取り組みを支援していく。

さらに、観光DXとして、デジタル技術などによる業務効率化・省力化や多言語対応やキャッシュレス対応など旅行者の利便性向上に取り組む。

文化・エンタメイベントを支援

文化・エンタメ分野では、政策目標として「文化環境を楽しむ」割合を75%以上に、文化活動をおこなう割合を40%以上に向上させる。

その目標に向けた具体的な政策として、「東京国際文化芸術祭」「国際美術展『TOKYO ATLAS』」「世界都市文化フォーラム東京サミット」を開催するほか、「江戸」のブランド化、世界遺産登録に向けた気運を醸成する。また、2026年3月末にリニューアルオープンする「江戸東京博物館」を、江戸文化の発信拠点として活用していく。このほか、アニメ関連の海外展示会出展、アーティストと企業などをつなぐ人材の養成などでアーティスト・クリエイターを支援していく。

都民のスポーツ実施率を70%以上に

スポーツ分野では、スポーツを通じて幸福感を感じる都民の割合を80%に向上させ、都民のスポーツ実施率を70%以上にする政策目標を掲げている。

具体的には、オリンピアンなどによる「スポーツ教室」、「KK線(東京高速道路)」でのランイベント、eスポーツに関する競技会や都民向け体験会などを開催。スポーツをおこなう女性向けに、 健康課題への対処などをとりまとめた特設サイトを開設するほか、2028年の「ねんりんピック」の東京開催を見据えたイベントを開催する。

このほか、「愛知・名古屋2026アジア競技大会」の開催に合わせて、都内会場で子供観戦事業 を実施。多様な国際スポーツ 大会の誘致・開催を支援し、区市町村がおこなうスポーツ空間の拡充や機能強化をサポートしていく。

2050東京戦略ポケット版(令和8年度)(PDF)