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訪日中国人観光客の旅行計画、「AIを活用」が9割以上、穴場スポット探しや旅程作成が上位、SNS情報の取捨選択も

中国・台湾などの海外プロモーション・インバウンド支援をおこなうインタセクト・コミュニケーションズ社は、2026年の春節期間に訪日を予定していた中国人観光客を対象としたAI活用に関する最新調査の結果を発表した。調査結果によると、訪日予定の中国人観光客のうち、90.4%が旅行計画の策定に「生成AI」や「AIアシスタント」を活用していた。 

この調査は2026年1月15日から17日にかけて、中国の主要10都市に在住する3995人を対象に実施したもの。具体的な活用方法としては「穴場スポットの検索」、「旅程作成」、「日本の伝統文化などの情報収集」が上位にあがった。また、AI利用者の約4割がSNS(小紅書など)の投稿から最新トレンドを要約するためにAIを利用。情報を個人の好みに合わせて効率的に取捨選択するスタイルが広がっている。

情報源については、オンライン予約時に参考にするプラットフォームとして「RED(小紅書)」が68.5%で最多だった。タビマエの事前手配の状況では、回答者の67.4%が宿泊施設を予約。入場チケット、レンタカー、指定券などの複数サービスも事前に手配する傾向が見られた。

同社は、旅行者の行動が従来の検索・比較型から「AIの提案をもとに意思決定する」スタイルへと変化していると分析。自治体や観光関連事業者は、AIに認識・参照されるための情報設計「AIO(AI Optimization:AI最適化)」への対応が重要になると指摘している。