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クック諸島、観光主導で経済回復、格付け上昇、観光収入の増加で債務改善も

写真:ロイター通信

信用格付けをおこなうS&Pグローバル・レーティングは、クック諸島の長期ソブリン格付けを「B+」から「BB-」に引き上げた。観光産業が主導する経済回復と政府の財政規律の強化が評価された。長期ソブリン格付けとは、長期の債務についての国の信用力を評価するするもの。

S&Pは、今回の格上げについて観光客数の増加と政府支出の抑制を背景とした「活況」な経済状況を反映したものと説明している。ニュージーランドからの財政支援の縮小と設備投資の増加によって、今年度は小幅な財政赤字になると予想しているものの、予想を上回る観光収入と政府支出の見直しによって、今後数年間は債務状況が改善される見通しだという。

クック諸島の純債務のGDP比は、観光収入の増加と援助国からの融資に支えられ、2022年度のピーク時37.6%から2025年度には16.4%に減少。S&Pは、2026年以降も減少を続け、今後3年間はGDPの15~20%程度で推移すると予測している。

一方で、独立した金融政策手段の欠如、燃料費の高騰などの外部要因が、依然として格付けに影響していると指摘した。

※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。