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札幌市、閑散期の観光需要の喚起で大型イベントを公募、1万人以上の集客・宿泊創出を支援、需要平準化を狙う

札幌市は、このほど、観光客が減少する観光閑散期の需要創出に向け、大規模イベントの開催を支援する補助金の公募を開始した。冬の「さっぽろ雪まつり」などの繁忙期を除いた時期に、新たな集客の核となるイベントを誘致・育成することで、年間を通じた観光消費の平準化と地域経済の活性化を図る。

今回の公募では、特に道外からの誘客や市内への宿泊需要を強力に促す事業を重視。主な要件として、札幌市内の施設・スペースを活用し、期間中の合計集客数が1万人以上、複数日開催の場合は1日3000人以上を見込めることを掲げた。

補助対象となる分野は、音楽、食・グルメ、スポーツ、eスポーツ、アニメ・ゲームなど多岐にわたる。採択された事業には、運営費などの経費の一部を補助。単発の開催にとどまらず、将来的に札幌での継続的な開催を検討しているイベントを優先的に支援することで、持続可能な観光コンテンツとしての定着を後押しする。

札幌市では夏や冬の大型イベント時期に需要が集中する一方、それ以外の時期の誘客が課題となっている。同市は、民間の創意工夫を凝らしたイベント開催を財政面からバックアップすることで、観光地としての通年での競争力を高めていきたい考えだ。