北海道室蘭市は、市内の景勝地「地球岬」の緑地駐車場について、デジタル技術を活用した新たな駐車料金システムを導入した。精算機でマイナンバーカードや運転免許証による「市民判別」をリアルタイムにおこなうことで、市民の利用を無料とする一方、市外からの観光客には持続可能な観光地運営のための費用負担を求める仕組みを構築した。
新たな料金体系では、市外利用者に対し、普通・小型・軽自動車は500円、バスは2000円、二輪車は200円を徴収。将来にわたる景観維持や観光インフラ整備のための財源として活用する。
同システムの特徴は、公的身分証の認証による自動判別で、精算機にマイナンバーカードや運転免許証をかざすことで、即座に市内・市外居住者を識別する。これにより、従来は困難だった「特定の層(市民)のみを自動で無料化する」運用を可能にした。
室蘭市では、今回の駐車料金収益を観光施設の維持管理や、トイレの清掃、除草作業といった環境整備、さらには新たな観光コンテンツの創出に向けた財源として充当する方針だ。