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大井川鐵道、井川線を観光鉄道に転換、座席指定で大人3500円、2026年7月1日から運行

静岡県の大井川鐵道は、千頭/井川間の井川線の運行形態を2026年7月1日から観光鉄道に変更する。一方で、沿線住民の移動手段として1日5往復のうち上り始発・下り最終は従来通り運賃のみで利用可能な一般車両を連結し、各駅停車として運行。また、観光列車を含む全列車に乗り降り自由の「井川線沿線住民パス」を7月1日から1枚1000円で発行し、住民向けのサービスとの両立を図る。

井川線は、日本唯一のアプト式鉄道区間や、「COOL JAPAN AWARD 2019」を受賞した奥大井湖上駅など国内でも稀有な鉄道資産と景勝地を有する路線。しかし、2022年の台風15号によって大井川本線の一部不通が長期化するなど同社を取り巻く環境が変化していた。

そのなかで、新たな収益モデルとして、路線を次世代に引き継ぐために乗車そのものを体験価値として旅行商品化する。新たな観光鉄道では、座席定員制を導入するほか、川根本町コミュニティバスとの接続を維持しながら、アプトいちしろ駅での連結作業見学など井川線ならではの体験価値を高めるダイヤへと見直す。

観光体験をパッケージ化することで、乗車区間にかかわらず、料金は大人3500円(税込)、小児1750円(税込)とする。

また、井川線・大井川本線を「地域の共有プラットフォーム」として位置づけ、 主に沿線の観光事業者とともに、観光と地域が相互に高め合う観光列車の魅力向上や地域経済の活性化を図る「大鐵サポーターズクラブ」 を新たに設立した。