カンタス航空は、2027年10月からシドニーとロンドンを結ぶ世界初のノンストップ便をエアバスA350-1000ULR型機で就航する。航空券の販売は2027年2月から開始される予定だ。
A350-1000ULR型機は、カンタス航空のプロジェクト・サンライズの一環として専用に開発したもの。2026年6月17日にカンタス航空塗装を施した初号機が仏トゥールーズのエアバス施設で披露された。
同型機は、2万リットルの追加燃料タンクを搭載し、最大22時間、1万6000キロメートル以上の距離をノンストップで飛行することができる。座席数は4クラス制で238席。カンタス航空は計12機を受領する予定だ。2号機は現在、8週間にわたる試験・認証プログラムに入っている。
新たなノンストップ便によって、現在の1回乗り継ぎ便に比べて、所要時間が最大4時間短縮される。シドニー/ロンドン線のノンストップ便就航後も、現在のパース/ロンドン線およびシドニー/シンガポール/ロンドン線は継続される。
カンタス航空は、1947年にシドニーとロンドンを結ぶ路線に初就航。カンガルー・ルートと呼ばれるこの路線は当時、ダーウィン、シンガポール、カルカッタ、カラチ、カイロ、カステルベニート、ローマの7都市を経由して4日間かけてイギリスに飛んだ。
最新の調査によると、オーストラリア人のノンストップ便による超長距離フライトへの需要は高まっており、2018年以降、カンタス航空のパース発ロンドン、ローマ、パリ行き、メルボルン発ダラス行き、オークランド発ニューヨーク行きのノンストップ長距離便を利用した乗客は170万人を超えているという。
カンタス航空は、プロジェクト・サンライズとしてシドニー/ニューヨーク線に就航することを決定している。就航日は来年発表される予定だ。