宿泊施設向けITソリューションを展開するtripla(トリプラ)は、複数の予約サイトを一元管理する同社のチャネルマネージャー「tripla Nexus」が、インド最大手OTA「MakeMyTrip」と連携したと発表した。宿泊施設に対し、急成長するインドや南アジア圏への販路拡大を支援する。
MakeMyTripは、インド国内オンライン市場で54%超のシェアを誇る最大手。年間総取扱高(GMV)は104億ドル(約1兆6000億円)、アプリの累計ダウンロード数は5.2億件にのぼる。レジャーだけでなく一般企業や旅行業界向けなど多様な販売ルートを持つため、宿泊施設は一度の連携でインドの幅広い顧客層へ一気にアプローチできるのが特徴だ。
背景には訪日インド人市場の急成長がある。日本政府観光局(JNTO)によると、2025年の訪日インド人旅行者数は前年比35.2%増の31.5万人、消費額は784億円とともに過去最高を記録。今後も日本への旅行需要の拡大が見込まれている。
今回の連携により、宿泊施設はトリプラ上で設定した客室や料金プラン、空室状況を自動連携できるようになる。公式サイト独自の会員特典や割引レートを一元管理し、直販の最安値を担保したまま在庫を配信できるため、施設のブランド価値を損なわずに販路を拡大できるという。
「tripla Nexus」はアジア圏の宿泊施設がトリプラを通じ、海外ローカルOTAへデータをリアルタイム連携できるチャネルマネジメントサービス。トリプラは、今後も台湾のLion Travelや中国の美団など、アジア各地のローカルOTAとの連携拡充を継続し、インバウンド対応のエコシステム構築を進める方針だ。