世界大手ホテルチェーンであるアコーのプレミアム有料会員プログラム「ALL Accor+ Explorer(オールアコー・プラス エクスプローラー)」の日本国内でのサービス提供が本格的に開始された。アコーのロイヤルティプログラムには、無料の「ALL Accor」に加えて、有料会員プログラム「ALL Accor +」があり、「ALL Accor+ Explorer」は、その中で最上位に位置づけられるもの。現在、アジア太平洋地域およびアラブ首長国連邦(UAE)で展開されている。
「ALL Accor+ Explorer」では、年会費は3万9800円(税込)で会員向けのさまざまな特典を提供する。日本での本格開始に合わせて来日したAccor Plusのエミリー・クートンCEOは、「アコーブランドホテルの宿泊だけでなく、レストラン、イベントなどさまざまなライフスタイル体験にも特典があり、年会費以上の価値がある」と強調する。
年会費3万9800円で年間2泊分の無料宿泊
まず、日本を含むアジア太平洋地域とUAEの1400軒を超えるホテルで、年間2泊分の無料宿泊特典が提供される(2連泊以上が条件)。また、「ALL Accor Plus」と同様に世界のアコーブランドホテルで、いつでも15%割引きでの予約が可能だ。さらに、宿泊では、期間限定プランとして最大50%割引となる「レッドホットルーム」も提供する。クートン氏は、日本では現在45軒のホテルが対象になっていることから、「日本人の国内旅行でも利用価値は高い」と話す。
ダイニングでは、アジア太平洋とUAEの1700軒以上のレストランと1250軒以上のバーで、食事30%割引、ドリンク15%割引の優待が受けられる。クートン氏は「旅行だけでなく、日常使いでもお得感は大きい」と自信を示した。
このほか、さまざまな特別なイベントへの優先来場も「ALL Accor+ Explorer」の特徴だ。その例として、クートン氏はシンガポールでのF1(フォーミュラ1)、アートイベント、劇場などを挙げた。
しまなみ海道や中山道も訪問したことのあるクートン氏。次回は九州や宮古島を訪れてみたいという
会員数より会員の満足度を重視
有料の「ALL Accor+」のアジア太平洋およびUAEでの会員数は約46万人。会員の宿泊頻度は非会員と比較して5倍になるという。クートン氏によると、訪日インバウンド市場の拡大に合わせて、日本で利用する会員数も増加しており、2025年は前年比27%増となった。また、日本人会員数も増加しており、「何も広告を打っていないにも関わらず」(クートン氏)、すでに1100人に達しているという。
クートン氏は「提供する特典は、量よりも信頼できるプランをキュレートすることが大切」と話す。また、「私たちのミッションは、アコーブランドホテル・オーナーやレストランの収益を上げること」と強調し、会員数を増やすよりも、「会員のエンゲージメントを上げるとともに、ホテルやレストランへの再訪などプログラムの利用頻度を高めていく」ことに力を入れていく考えを示した。今後は、「ALL Accor+ Explorer」をUAE以外の中東にも広げていく方針だ。
※ドル円換算は1ドル162円でトラベルボイス編集部が算出