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ノルウェー政府観光局、トランプ大統領の「便所のような国」発言を逆手にキャンペーン、「世界で最も美しく壮観なトイレ」を紹介

ステーガスタイン展望台にある無料トイレ(写真:AP通信)

ノルウェー政府観光局(Visit Norway)は、トランプ米大統領がノルウェーを「便所のような国(shithouse country)」と呼んだことを逆手に取り、同国の美しい景観の中に点在する「世界で最も美しく壮観なトイレ」を紹介するガイドを公開した。

ノーベル平和賞の受賞を強く望んでいることを公言してきたトランプ大統領は、10月初めに国際法学者のナヴィ・ピレイ氏の平和賞受賞が決まった後、ミシガン州ポートヒューロンで開かれた政治集会で、集まった聴衆に対し、「実のところ、ノルウェーは『便所のような国』になってしまった」と発言した。

トランプ大統領は2018年にも、ハイチやアフリカ諸国を「便所のような国々(shithole countries)」と罵倒した。この下品な発言は世界中で広く非難を浴びた。当時、大統領はむしろノルウェーのような国からの移民を歓迎すると話していた。

今回の発言を受け、同観光局は「ノルウェーがトイレを再び偉大にする(Norway makes shithouses great again)」と銘打った観光キャンペーンを展開。トランプ大統領のスローガン『米国を再び偉大にする(Make America Great Again)』をもじったものだ。

同観光局はソーシャルメディア上で、「『屋外XXのような国』という声が聞こえてきましたね」と記し、こう続けた。「何と言えばいいでしょうか…。実はですね、私たちには世界で最も美しく壮観なトイレがいくつかあるんですよ」。

紹介されたトイレは建築的にも素晴らしく、利用者はそのトイレからノルウェーのフィヨルドや山々、さらにはオーロラといった絶景を堪能することができる。

例えば、ステーガスタイン展望台にある無料のトイレは崖の端に設置されており、大きな窓からアウルラン・フィヨルドを見下ろすことができる。一方、外からは中を覗き見ることができない構造になっている。このトイレは、デザイン専門サイト「DesignCurial(デザインキュリアル)」が2015年に発表した「世界で最も優れた公共トイレ10選」において、第1位に選ばれた。

同観光局のソーシャルメディア担当責任者エヴゲーニヤ・エゴロヴァ氏はAP通信に対し、数年前の「世界トイレの日」(11月19日)に向けて同観光局がすでに同様の企画を手がけていたことを明かし、今回それを再び活用できたと喜んだ。

※本記事は、AP通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。