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京都の通訳ガイド研修が始動、第1期は59名が新たな「特区通訳案内士」を目指す

京都市は2016年1月より、外国語で京都の魅力を伝える認定通訳ガイド「京都市ビジターズホスト」の第一期研修を開始する。昨年施行された国家戦略特別区内で通訳案内士法が特例になったことでうまれる新たな「地域限定特例通訳案内士」だ。指定地域の自治体などが実施する研修を修了することで、報酬を得て通訳案内業務を行うことができるようになる。今回の募集では、定員50名の募集に対して申込者は555名に。選考の結果、59名が受講生に決定した。

研修内容は、通訳案内業務のための基本的なガイドスキルや京都独自の知識習得を広くカバーするもの。1月23日から3月中旬まで毎週1日、コミュニケーション、ホスピタリティ、ガイドスキル、一般的な京都の知識、旅程管理、実地研修といった科目に取り組む。研修後に口述試験を経て、2016年8月頃には認定が行われる見通しだ。

なお、受講生の内訳は、女性48名・男性11名。最も多い年代層は40歳代の18名、日本語を母国語とする人が49名。対象言語は英語が51名、中国語が8名だった。