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観光庁、外国人向けに20のモデルコースを設定、観光周遊ルート計画の追加募集も

観光庁はこのほど、訪日外国人旅行者の周遊を目的としたモデルコース20種類を発表した。2015年から進められている「広域観光周遊ルート形成促進事業」の一環として、テーマ性とストーリー性のあるモデルコースを海外に向けて発信していくもの。すでに決定していた7種類の周遊ルートについて、具体的なモデルコースを複数設けた。

例えば広域観光周遊ルートに指定されている「ひがし北・海・道」では、「Explore the Wonderland in winter」「Explore the Wonderland in winter」の2つのコースを用意。台湾や香港、タイを重点市場に据え、旭山動物園や富良野スキー場、SL冬の湿原号、流氷ウォークなど複数の観光資源を季節に応じてカバーできる内容にした。

また、関西を拠点とする周遊ルート「美の伝説」では「KANSAI~日本の精神文化の聖地 美の伝承~」をモデルコースに設定。おもに欧米市場を対象に、高野山や那智の滝、大阪城、石舞台古墳など、歴史と文化に深くかかわる観光拠点を8日間でめぐるコースとしている。

モデルコースの対象となっている周遊ルートは以下のとおり。

広域観光周遊ルート

※広域観光周遊ルート名:実施主体名(設定したモデルコース数)

なお、観光庁では2016年4月26日より、広域観光周遊ルート形成計画の追加募集をおこなっている。「広域観光周遊ルート」の詳細およびは以下まで。