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特典航空券の取りやすさの2社比較、JALが4年連続で勝利、「希望日時」と「路線の充実」が僅差で上回る

モバイルリサーチのネットエイジアが発表した「ビジネスパーソンの旅のテクニックに関する調査」で、国内2大航空会社に対する「特典航空券の取りやすさ」は、JAL/日本航空(69.8%)がANA/全日空(66.1%)となり、JALに軍配が上がった。JALがANAを上回るのは、調査開始以来、4年連続のこと。

「予約可能枠の多さ」(JAL:55.6%、ANA:57.0%)ではANAがJALを上回ったが、「希望日時での取りやすさ」(JAL:57.1%、ANA:55.6%)と「交換可能路線の充実具合」(JAL:64.0%、ANA:63.5%)では、JALがANAを上回った。

ただし、これらの評価は僅差でほぼ同レベルだが、「キャンペーンのお得さ」(JAL:58.9%、ANA:53.8%)では5ポイントの差がついた。ネットエイジアでは、JALが提供している「行き先は決められないが通常の半分以下のマイルで交換できる『どこかにマイル』」を例示しながら、通常より少ないマイル数で交換できるサービスやキャンペーンの満足度が、特典航空券の取りやすさの評価に繋がっているとしている。

ネットエイジア調べ:発表資料より

なお、ビジネスパーソンが「やってみたいと思う旅のテクニック」で、「特典航空券と交換」(16.2%)は4位。「切符・航空券でネット割を利用」が不動の1位だが、2位には今年から設問に加えた「ホテル料金比較サイトを使って宿を探す」(28.5%)が入った。「今後流行しそうだと思う旅テクニック」でも、「ホテル料金比較サイトを使って宿を探す」(11.3%)が2位に入り、比較サイト(メタサーチ)に対する注目度が上がっている。

調査は2017年6月26日~27日まで、インターネットで実施。全国の30~59歳のビジネスパーソン2000名の回答を集計した。