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海外旅行中の「除雪」代金を旅行会社が一部負担、北海道でJTB・HISら4社が先着100世帯に、航空路線の維持や需要喚起で

JTBとエイチ・アイ・エス(HIS)、近畿日本ツーリスト北海道(KNT北海道)、日本旅行北海道の4社はこのほど、対象の海外旅行の申込みで旅行中の除雪代金(自宅)の一部を助成するサービスを実施する。

1月~3月の冬期は、北海道からの日本人出国者数は外国人入国者数の約1割に留まり、旅行需要が停滞する時期となっている。そこで各旅行会社では今年8月下旬の「海外旅行フェア2019」でアンケートを実施したところ、同期間に海外旅行に行けない理由として「除雪が心配」という回答が複数あった。そこで、対象商品の新規予約に対し、旅行中に除雪業者が行なう自宅の除雪代金1万円分を、先着100世帯限定で助成することにした。詳細は下記の通り。

これまで北海道での海外旅行促進キャンペーンは、全国と比べて低いパスポート取得率を踏まえたパスポート申請代金の助成サービスが多かった。今回は新たな切り口でキャンペーンを実施し、需要喚起を図る。12月16日には欧州線で17年ぶりのフィンエアー・新千歳/ヘルシンキ線と、豪州線で12年ぶりのカンタス航空・新千歳/シドニー線が新規就航する。今回のキャンペーンをきっかけに、今後の航空路線維持と便数拡大を目指したい考えだ。

JTB、HIS、KNT北海道、日本旅行北海道の除雪代金一部助成サービス