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ニュージーランド航空、長距離路線を85%減少へ、成田線も一時運休、新型コロナによる需要減少で

ニュージーランド航空は2020年3月16日、同社のネットワーク全体の減便と運休を発表した。新型コロナウイルス(COVID-19)による需要への影響を踏まえたもの。

長距離路線では、今後数か月間でキャパシティを85%減に。ニュージーランド国籍を有する人の帰国や貿易ルートの維持に必要な最小限の便数で運航する計画だ。対象路線はオークランド/成田線のほか、台北線、デンパサール線、シカゴ線、サンフランシスコ線、ヒューストン線、ブエノスアイレス線、バンクーバー線、ホノルル線で、3月30日~6月30日まで運休する。ロンドン/ロサンゼルス線は3月20日~6月30日まで運休する。

タスマン路線、太平洋諸島路線でも4月~6月にかけて大幅な減便を予定。これらスケジュール変更の詳細は、数日~今週後半までに発表する予定だ。

ニュージーランド国内線でも4月と5月に約30%の減便を予定。ただし、運休はしない。

また、今回の需要減少を受けてコストの見直しを行なっており、同航空取締役会は2020年末まで報酬の15%減額も発表した。さらに労働組合との連携が必要な正社員の人員見直しにも言及。無給休暇や有給休暇の取得促進などを行なってきたが、一部スタッフの配置転換や他の組織のサポートにも取り組んでいるとしている。