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JTB、新社長に山北栄二郎氏が内定、グローバル領域とデジタル領域の変革を加速へ

JTBは2020年4月24日の取締役会で、代表取締役社長執行役員に山北栄二郎氏(常務執行役員)の昇格を内定した。現社長の髙橋広行氏は代表権のない取締役会長に、現代表取締役会長執行役員の田川博己氏は、相談役取締役に就任する。 

新社長に内定した山北氏は、1963年生まれの56歳。1987年3月に早稲田大学卒業後、同年4月に日本交通公社(JTB)に入社した。営業開発やマーケティング、経営企画などを経験後、2006年以降は旅行事業本部グローバル戦略や欧州事業の要職を歴任し、2017年にはJTB欧州本社代表を務めるなど、JTBが推進するグローバルDMC戦略を担ってきた。

JTBでは今回の社長人事について、グローバル領域とデジタル領域における変革を加速するため、経営陣の若返りを図ると説明。現社長の髙橋氏は2014年の就任時から開始した抜本的な経営改革、そして2018年4月からの新経営体制で、旅行業に留まらないJTBならではのソリューション提供を実現する「第三の創業」に向けた経営改革を断行してきた。今後も、構造改革と成長戦略をさらに推進していく方針だ。

なお、今回の人事は6月30日開催予定の第57期定時株主総会と同総会終了後の取締役会で正式に決定される予定。新社長に内定した山北氏の略歴は以下の通り。

山北栄二郎(やまきた えいじろう)氏の略歴