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長崎のクルーズ船対応でコンテナ型ホテルを移送、新型コロナ感染防止のレスキューホテルとして

コンテナホテルを運営するデベロップ社は、長崎県に停泊中のクルーズ船内で蔓延した新型コロナウイルスの感染拡大防止の対応として、「レスキューホテル」として全50室を移送した。

レスキューホテルは、移動性などコンテナ建築の特徴を活かし、平時はホテルとして運営する客室を災害などの発生時に移設して、利用できるようにしたもの。増加する自然災害に備えるソリューションとして考案し、事業化の過程では政府当局や関係自治体との協議も行なっていた。

その経緯もあり、4月26日に日本政府や長崎県、当該クルーズ船会社からの出動要請を受け、全50室の出動を決定。千葉県成田市の「HOTEL R9 The Yard(ホテルアールナイン ザ・ヤード) 成田空港西店」(全42室)と、栃木県足利市の「HOTEL R9 The Yard 足利福富店」(全49室)から客室を移送した。

平時は通常のホテルとして営業する「ザ・ヤード」シリーズは、現在、国内で計559室を展開。1棟1客室型宿泊施設で、1室の広さは13平米ほど。ベッドとユニットバス、冷蔵庫、電子レンジ、空気清浄機を装備し、長期の連泊にも対応できる空間を備えている。