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ANA、空港と機内で利用者のマスク着用を必須に、3密回避でオンラインチェックイン推奨、6空港では検温実施

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ANAグループは、新型コロナウイルスの感染拡大予防に対する取り組みと利用者へのお願いを発表した。旅行前/空港、保安検査場、搭乗口、機内に分けて、具体的な対策とお願いをまとめている。

ANAグループとしては、空港、機内、ラウンジなどあらゆるシーンで消毒や除菌を徹底し、衛生的な環境の提供するとともに、職員は利用者と接する場所ではマスク着用を義務化する。また、航空機については、国際線機材は毎便、国内線義剤は毎日夜間に消毒を実施。機内の換気については、全機に高性能フィルターが装備されており、約3分で機内の空気が入れ替わり、客室の空気は滞留することなく常に天井から床下に流れていることも説明している。

このほか、現在のところ、羽田、成田、伊丹、関西、中部、福岡の6空港の保安検査場で検温を実施している。

機内サービスについては、飲み物、食事、機内販売、機内誌などのサービスは休止あるいは簡素化。空港ラウンジでも飲食物を個包装し、一部サービスを休止している。

利用者に向けては、空港と機内ではマスクの常時着用を求めており、マスクを着用していない場合や発熱など体調がすぐれない場合は、搭乗を断ることもあるとしている。また、ソーシャルディスタンスの確保について、係員の指示や表示に従うことや、スキップサービス、自動チェックイン機、自動手荷物預け機の活用を呼びかけている。さらに、チェックインでの密を避けるため、オンラインチェックインの利用も勧めている。

接触を避けるため、保安検査場では自身で搭乗券バーコードを機器にかざしたうえで、通過証を取り、搭乗口でも自身で2次元バーコードやICを改札機にかざすことをお願いしている。