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ANA、紙の時刻表を廃止、完全デジタル化へ、2021年2月上旬から

全日空(ANA)は、冊子の時刻表の製作を2020年12月1日から2021年1月31日の掲載期間をもって終了し、2021年2月上旬から日本語、英語の2言語に対応したオンライン時刻表に移行すると発表した。利用者はパソコンやスマートフォンを使って、ANAウェブサイトとANAアプリからアクセスすることになる。

オンライン時刻表は機材やシートマップ、空港アクセス情報などを1ページに集約。また、地図上から就航路線を一覧で検索できる就航都市ルートマップ機能を新たに追加する。地図上から都市を選択すると、ANA運航便とコードシェア便が就航している路線が一覧で確認できるほか、運航航空会社、飛行時間、乗り継ぎ回数などの条件を選択することで、希望に合わせた検索が可能になる。

対応言語は2020年度中に14言語(日本語、英語、中国語、韓国語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語、スウェーデン語、トルコ語)にまで拡充する。

なお、オンライン時刻表への移行で、年間約365トン(2019年度実績)の紙消費重量を抑制。ANAグループにおける年間紙消費重量の約1割に相当し、SDGs達成にも貢献するとしている。