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客室から競輪レースを観戦できるホテル開業へ、岡山県・玉野競輪場にスタジアム一体型で

岡山県の玉野競輪場にスタジアム一体型ホテル「KEIRIN HOTEL 10(けいりんほてる・てん)」が2022年3月に開業する。

競輪場に面した客室やレストランからレースを間近に観戦できるのが特徴。玉野競輪場は1950年開業で、70年続いた競輪場の記憶を受け継ぐホテルとして、競輪場で使われてきた廃材をホテルのインテリアに活用。競輪の魅力を幅広く発信する拠点としたい考え。スタジアム設備と客室が同じ建物にある構造、かつ客室から競技を眺められるホテルとしては日本初めてだという。

客室数は全149室で、5階以上はテラスが付いた競争路(バンク)ビュー。競技場の先には瀬戸内海も広がる。また、ホテルとメインスタンドを連絡通路で結び、スタンド内にあるレストランでは、目の前でレースを観戦しながら食事ができる。料金は2名1室利用時の1人あたり1泊2食付きが1万2500円から。また、盆踊り大会や花火大会、パラ協議、スポーツ大会や学生の合宿にも利用できるスポーツ拠点とし、観光・地域振興も目指す。ホテル運営は、玉野競輪場の包括運営を担うチャリ・ロトから温故知新が受託した。