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JTB、観光型MaaSで新サービスを開発、移動から観光までワンストップで提供へ

JTBは、オンラインで開催された「JTB New Year Partnership Meeting 2021」のなかで、新たな観光型MaaSのソフトウェアとして「JTB MaaS APIゲートウェイ」を開発したことを明らかにした。これは、JTB MaaS APIゲートウェイと地域や観光事業者のアプリとをAPIで連携することで、旅行者に商品の検索、予約・決済、移動体験などをワンストップで提供するもの。

同社社長の山北栄二郎氏は「観光地開発に関わる領域で、地域エコシステムを構築して持続的な交流を進めていく。地域とともに交流創造を実践していく取り組みとして、『人の行ってみたい、行きたい』町づくりに関わっていく」と話し、そのひとつとしてモビリティと観光型MaaSを挙げた。

JTB MaaS APIゲートウェイは、「商品登録販売」「決済」「複数モビリティ経路検索」「利用ニーズに合わせた配車AI運行策定」の4つの機能で、地域や観光事業者が持つ観光アプリと連携する。

商品登録販売機能では、地域や観光事業者が持っているツアー、体験、チケットなどを登録すると、旅行者のスマホで簡単に販売・決済することが可能になる。複数モビリティ経路検索機能では、現在地から目的地までの最適な移動手段とルートを推奨。また、AIタクシー機能では、AI技術を活用することで、タクシーの運行状況に応じた効率的な送迎が可能となる。

JTBとしては、JTB MaaS APIゲートウェイによる連携を通じて、旅行者の地域での滞在時間を伸ばし、消費支出の拡大を目指していく考えだ。