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ANAとJALが持続可能な航空燃料で定期便を運航、原料は藻類と木質バイオマス、国家プロジェクトの一環

ANAとJALは6月17日、持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel:SAF)を従来のジェット燃料に混合し、定期便運航を行った。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によるSAFの製造技術に係る研究開発の一環として実施されたもの。SAFは三菱パワー、JERA、東洋エンジニアリング、IHIが製造した。

ANAは、羽田発伊丹行(NH031)で、藻類を原料とするSAFを約5.0キロリットル使用。一方、JALは羽田発札幌行(JL515)で、藻類と木質バイオマスを原料とするSAF約8.7キロリットルを使用した。

今回のプロジェクトは、経済産業省資源エネルギー庁と国土交通省航空局が、将来的なSAFの導入に向けたサプライチェーンの確立や普及促進を見据えて、関係事業者との連携のもと実施した。