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ニュージーランド政府、2022年初めに海外旅行者の受入れ開始へ、低リスク国からのワクチン接種者は入国後の隔離免除

ニュージーランド政府は2021年8月12日、新型コロナウイルスの封じ込めに成功していることから、2022年初頭にも海外旅行者の受け入れを始めると発表した。一方で、ジャシンダ・アーダーン首相は、「国民のワクチン接種が年末までに完了しない場合、国境を再開することはない」と明言している。

ニュージーランドでのワクチン接種は、他の先進国と比べると遅れているが、年末までの接種完了を目指しているところ。発表時点でのワクチン接種率は、1回目終了が全人口の29%。2回とも完了している割合は17%。政府は、1回目の接種を加速させるため、2回目の接種を遅らせると発表。1回目の接種から2回目の接種までの期間をこれまでの3週間から6週間に延長する。

国境開放は慎重な管理のもとで行われる見込み。低リスク国からのワクチン接種者は入国後の隔離は免除。中リスク国からの旅行者は何らかの検疫を受けることになる。また、高リスク国からの旅行者、あるいはワクチン未接種者は、軍が管理する指定ホテルで到着後14日間隔離される。

中リスク国からの入国者について、一部のビジネス旅行者に対して、指定ホテルではなく、自宅隔離を行う試験的な取り組みを今年10月に導入する。

政府は、この基準は今後変更される可能性があるため、リスク国の分類は発表していない。