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大阪・関西万博2025、インフラ整備計画が決定、大阪メトロ延伸や関空リノベーション、世界最大級クルーズ船への対応など

政府の国際博覧会推進本部は、2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)に関連するインフラ整備計画を決定した。これを受け、国土交通省は整備の柱として、「会場周辺のインフラ整備」、「会場へのアクセス向上」、「安全性の向上」、「にぎわい・魅力の向上」、「広域的な交通インフラの整備」の5つを策定。アクセス向上、地域の安全性や魅力の向上などを進める。

会場周辺では、大阪メトロ中央線延伸、阪神港におけるコンテナ物流の効率化などを計画するほか、関西へのゲートウェイとして国際線機能を強化するため、関西国際空港の第1ターミナルをリノベーション。淀川左岸線の整備を前倒しし、万博開催時に新大阪駅・大阪駅から万博会場までのシャトルバスルートとして暫定利用する。広域的な交通インフラでは、新名高速道路、なにわ筋線整備などを進める。

安全性については、防災・減殺対策として大阪駅前の建設後50年以上となる地下道東広場を更新。南海トラフ巨大地震対策として、大阪市内の河川・海岸などの耐震を強化する。

また、新駅、東海道線支線地下化、公園の整備でにぎわい・魅力の向上を図るほか、新たな観光コンテンツとして淀川の舟運機能強化、天保山で世界最大級のクルーズ客船に対応する。