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2021年10月の日本人宿泊者数は大幅回復、前年比5.5%減、ビジネスホテルの客室稼働率は昨年比で増加 ―観光庁(速報)

観光庁が発表した宿泊旅行統計調査(速報)によると、2021年10月の日本人延べ宿泊者数は、前年同月比5.5%減(2019年同月比18.2%減)の3256万人泊だった。10月1日から緊急事態宣言などが解除されたことから、9月の前年比減少率18.2%から改善した。

報道資料より10月の客室稼働率は全体で42.1%となり、前年同月比0.1ポイント上昇。9月の31.2%からは10ポイント以上の上昇となった。施設別では、旅館が30.2%(2019年同月比9.3ポイント減)、リゾートホテルが37%(同20.8ポイント減)、ビジネスホテル52.5%(同24.8ポイント減)、シティホテル42.4%(同38.2ポイント減)。いずれも、9月からは大幅に改善し、ビジネスホテルは前年同期を2.6ポイント上回った。

報道資料よりなお、9月の都道府県別日本人延べ宿泊者数をみると、前年同月比でプラスとなったのは、東京都(10.6%増・266万7670人泊)と大阪府(4.7%増・135万2100人泊)、山形県(30.2%増・110万9280人泊)。客室稼働率が最も高かったのは、秋田県の45.9%。最下位は沖縄県の22.0%だった。