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日本人の宿泊者数、2022年2月は2019年比で32%減、全体客室稼働率は35% ―観光庁(速報)

観光庁が速報で発表した宿泊旅行統計調査によると、2022年2月の日本人延べ宿泊者数は前年同月比34.4%増、2019年同月比では31.7%減の2341万人泊だった。外国人は前年同月比10.9%増、2019年同月比では97.5%減の23万人泊。全体では前年同月比34.1%増、2019年同月比で45.7%減の2364万人泊と、コロナ禍での影響がまだ少なかった2019年2月と比べ半減レベルにとどまった。

観光庁:発表資料より

2022年2月の客室稼働率は34.5%。2019年同月との比較では27.4ポイント減だった。施設タイプ別では、旅館が19.7%、リゾートホテルが26.3%、ビジネスホテルが45%、シティホテルが32.6%、簡易宿泊所が18%。いずれも厳しさが続いているが、特にシティホテルが2019年同月との比較で46.4ポイント減と落ち込んでいる。

観光庁:発表資料より

2022年1月の延べ宿泊者数は前年同月比64.5%増、2019年同月比33.4%減の2844万人泊だった。都道府県別でのトップ3は東京都(2019年同月比38.1%減・354万2520人泊)、北海道(同40.7%減・189万5060人泊)、大阪(同47.7%減・177万2890人泊)の順。2019年同月との比較では、高知が18万5100人で11.9%上回ったほか、栃木が0.1%減の60万2820人と同水準。大都市圏では神奈川が13.3%減の152万800人と、比較的マイナス幅が小さかった。