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日本人の宿泊者数、2022年3月は2019年比で20%減まで回復、客室稼働率は42% ―観光庁(速報)

観光庁が発表した宿泊旅行統計調査(速報値)によると、2022年3月の日本人延べ宿泊者数は前年同月比22.3%増、コロナ禍による外出自粛が広がりつつあった2019年同月比では20.6%減の3304万人泊だった。外国人は前年同月比28%増、2019年同月比では96.4%減の34万人。全体では前年同月比28%増、2019年同月比で34.7%減の3338万人泊。

観光庁:発表資料より

2022年3月の宿泊稼働率は42.3%。2019年同月との比較では21.1ポイント減だった。ただ、2022年2月の34.3%に比べ、8ポイント改善した。施設タイプ別では、旅館が26.2%、リゾートホテルが37.9%、ビジネスホテルが54.5%、シティホテルが43.4%、簡易宿所が16.4%だった。特に、シティホテルが2019年同月との比較で37.7ポイント減と落ち込みが続いている。

2022年2月の延べ宿泊者数は前年同月比32%増、2019年同月比46.5%減の2327万6980人泊だった。都道府県別でのトップ3は東京(2019年同月比42%減・331万9660人泊)、北海道(同51%減・157万2640人泊)、大阪(同60.3%減・141万4150人泊)の順。2019年同月との比較で、マイナス幅が一番大きかったのは沖縄の69.8%減・72万8400人泊だった。