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みずほ銀行、東京都・八丈島と包括連携協定、観光分野でも、サステナビリティとデジタルで地域活性化

みずほ銀行と、みずほリサーチ&テクノロジーズは、東京都八丈町と「サステナビリティ及びDX推進に関する包括連携協定」を締結した。八丈島ならではの魅力を活かした持続可能な地域社会の創出を目的に、八丈島のサステナビリティ及びDXの推進を図り、八丈島のスマートアイランド化およびサステナブル・アイランド化を進めていく。

発表の記者会見では、みずほ銀行副頭取執行役員の梅宮真氏が、今回の取組みを通じて「従来の金融事業を超えて、地域と金融としての新しいかかわいり方を目指す。社会課題の解決に資するサービスをグループとして展開していきたい。」と意気込んだ。

みずほリサーチ&テクノロジーズ取締役副社長の牛窪恭彦氏によると、今回の取組みは同社グループによる日本の地方活性化のパイロットプロジェクトとして推進されるものだという。

八丈町町長の山下奉也氏は「島であることで得られる農業、漁業、観光を振興し、島の魅力を活かす。新たな島のカタチを目指すためにはDXやサステナビリティの観点は欠かせない」との考え方を示し、「みずほの知見を活かしながら、持続可能な社会の実現を目指したい」と話した。

具体的には、八丈町の基幹産業である観光業のDXや、農業・水産業などの一次産業のDXなどのほか、防災・減災DXや行政のデジタル化、地域社会インフラの高度化に資する取り組みを進める。また、地域DXの推進にあたり、地域社会に係るデータを連携・利活用していく基盤も整備する。

観光分野では、八丈島近海で見られるザトウクジラの出現予測の精度を人工知能(AI)で高め、観光体験の提供に活かしたり、VRを通じた魅力の発信、観光アプリの開発などを計画している。

さらに、今年度からは、八丈町の戦略パートナーとして、八丈町が進める東京都の「東京宝島 サステナブル・アイランド創造事業」においても、社会課題解決に向けた取り組みを加速させる。

報道資料より