トラベルボイストラベルボイス | 観光産業ニュース 読者数 No.1

米大手OTAプライスライン、旅行計画・予約ツールに、2つのAI導入、グーグルとチャットGPTを統合【外電】

米大手OTAのプライライン(Priceline.com)は、旅行計画予約ツール「トリップ・インテリジェンス」に、OpenAIとグーグルのAI技術を活用したチャットボット「ベニー(Penny)」を導入する。同社によると、グーグルの生成AIテクノロジーとの統合は数週間以内に完了し、それにOpenAIのチャットGPT及びプライスライン独自で開発した技術が統合されるという。

ペニーは、ユーザーの好みに合ったホテルを推奨。24時間365日顧客サービスを提供できることに加えて、クレジットカードのトークン化などのセキュリティ機能を備えていることから、ユーザーはチャット内で安全な予約を直接完了できる。

同社広報によると、今のところチャットボットでの予約は宿泊施設のみだが、将来的には航空券やレンタカーなどが追加される予定だという。

「トリップ・インテリジェンス」には、チャットボットに加えて、アップルのiOS Lookaround テクノロジーに基づいて構築されたストリートビューなどのツールも実装。ユーザーは予約前にホテルの周囲環境を確認することもできる。

※この記事は、世界的な旅行調査フォーカスライト社が運営するニュースメディア「フォーカスワイヤ(PhocusWire)」から届いた英文記事を、同社との提携に基づいて、トラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。

オリジナル記事: PRICELINE’S NEW AI CHATBOT WILL MIX CHATGPT AND GOOGLE TECH