
高級ホテルチェーンのマンダリン オリエンタルは、このほど会員プログラム「ファンズ オブ M.O.」を刷新した。招待制の会員専用コミュニティを新設するとともに、タビマエ、タビナカ、タビアトをシームレスでサポートする公式モバイルアプリ「マンダリン オリエンタル アップ」の提供を開始した。最新テクノロジーと利用履歴などデータの活用を通じ、顧客体験の向上を進める。
「ファンズ オブ M.O.」は、宿泊による獲得ポイントやステータスの昇格は設けていない。招待制によって定期的に同グループのホテルを利用しているゲスト向けの「ファンズ オブ M.O. シルク」と、よりブランドロイヤリティが高いゲスト向けの「ファンズ オブ M.O. パール」の2種類のコミュニティを新設した。いずれも朝食や客室アップグレード、スパトリートメントなどの特典に加え、パールでは地域文化にふれるオーダーメードの体験、サプライズの演出など、さらに希少性と特別感のあるサービスを提供する。
また、公式モバイルアプリ「マンダリン オリエンタル アップ」は、日本語を含む全17言語に対応。会員プログラム「ファンズ オブ M.O.」と連携しながら、旅行先の検討段階から客室およびスパ・レストラン施設の予約、滞在中の各種サービスの手配、出発後のフォーローアップまでシームレスでサポートする機能を用意する。また、ゲスト向けと同様のプラットフォームで社内スタッフ専用のアプリも稼働しており、これまで個別に管理していたゲスト情報や利用履歴を統合し、要望や嗜好をより的確に把握できるようにした。