
OTAエアトリは、約42年の歴史を持つ旅行会社「かもめ社」の株式を取得し、子会社化する。これにより、同社が進める事業ポートフォリオ戦略「エアトリ経済圏」のひとつとして、海外ツアー事業を強化する。
かもめ社は、BtoBでフィリピン、中南米、ニュージーランド、北欧、パプアニューギニアを取り扱う海外ホールセラー事業に加えて、世界遺産や絶景ツアーの取扱いを得意とするオンライン予約「かもめツアー(eかも。)」を運営している。
海外ツアー事業関連のM&Aは、2019年5月に実施したハワイ旅行専門ブランド「ファーストワイズ」の展開を行うセブンフォーセブンエンタープライズ社の子会社化に続いて2件目。
また、同社は2022年7月から、阪急交通社と業務提携を行い、海外個人旅行商品(e-very)を掲載・販売している。
今後は、エアトリ会員をはじめとした顧客基盤、「エアトリ」のブランド認知度やエアトリグループ各社のアセットも活かし、海外ツアー事業を拡大していく。