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国内大手旅行43社の総取扱額、2025年3月は前年比17%減、海外旅行が増加、国内旅行は大幅減

観光庁は、国内の主要旅行業43社・グループの2025年3月の旅行取扱状況(速報)を発表した。総取扱額は2019年同月比21.6%減、2024年同月比16.6%減の3511億2349万円だった。前年比では海外旅行は伸びたものの、国内旅行が大幅に減少した。

内訳は2019年同月比で、国内旅行が21.0%減の1982億1894万円(前年同月比29.3%減)、海外旅行が同27.7%減の1258億3757万円(同7.6%増)、日本の旅行会社が取り扱う外国人旅行が同18.1%増の270億6699万円(同15.5%増)だった。

旅行商品ブランド(募集型企画旅行/いわゆるパッケージツアー)の合計は、取扱額が2019年比41.3%減の772億9176万円、取扱人数が同50.3%減の163万185人。国内旅行は取扱額同32.8%減の627億4829万円、取扱人数が同48.2%減の157万5156人。海外旅行は取扱額が同62.2%減の143億8万円、取扱人数が77.3%減の4万4463人で、コロナ前と比較して引き続き大幅な減少が続いた。

また、主要各社・グループの3月の総取扱額を2019年同月比でみると、トップ5はJTB7社が同17.6%減の1270億3931万円(前年同月比33.6%減)、エイチ・アイ・エス(HIS)6社が同19.7%減の380億1637万円(同10.4%増)、KNT-CTホールディングス4社が同22.7%減の331億3923万円(同26.5%減)日本旅行4社が同23.5%減の313億6813万円(同1.4%減)、阪急交通社2社が同6.8%減の299億4595万円(同21.1%増)。