
愛媛県の伊予鉄バス、伊予鉄道、伊予鉄タクシーは、バス・鉄道事業者が参画する日本版ライドシェアのトライアル運行を開始した。運行エリアは、県内の松山市、東温市、砥部町、松前町。運行時間帯は金曜日の16時~翌5時。配車は電話で依頼し、運賃は事前に確定する。
グループ3社は、タクシー需要の高い時にパートナーシップを組み、車両や運転手を共用。ライドシェアに向けて、タクシー事業者とバス・鉄道事業者の職員は、新たに雇用契約を締結する。
国土交通省は、地域交通の「担い手」や「移動の足」不足解消に向けて、タクシー事業者の管理のもと、自家用車・一般ドライバーを活用した運送サービスの提供を可能とする日本版ライドシェアを開始。バス・鉄道事業者による日本版ライドシェアへの参画についても検討を進めてきた。
今回、トライアルを通じてバス・鉄道事業者参画の課題などを精査する。