
エア・インディアは、2025年6月12日に発生したAI171便の墜落事故を受けて、ボーイング787-8/9型機の強化安全検査を実施していることから、長距離国際線の一時的な減便をおこなっている。このうち、日本路線については、デリー/羽田線を2025年7月15日まで週7便から週6便に減便する。
このほか、北米、欧州、オーストラリアの主要路線で減便を実施する。
事故を受けて、インド航空総局(DGCA)は、エア・インディアのボーイング787-8/9型機全機に「強化安全検査」を義務付けた。エア・インディアによると、6月19日現在、計33機のうち、26機の検査が完了。残りの機体も近日中に検査が完了する予定だという。
また、予防措置として、ボーイング777型機の安全性チェックを強化している。
エア・インディアは、一時的な国際線の運航の縮小について、機体の安全点検に加えて、中東情勢の悪化を理由に挙げている。