トラベルボイストラベルボイス | 観光産業ニュース 読者数 No.1

エクスペディア、アジア太平洋地域で新たなAIツール発表、B2Bパートナーとユーザー向けに

エクスペディアは、アジア太平洋地域向けに、パートナーの業務効率化や規模拡大、パーソナライズの実現を支援するAI搭載の新たなツール群を発表した。

B2Bパートナー向けには、新しい広告ソリューション「Lodging Sponsored Listings API」の試験運用を始める。これは、パートナーが自社サイト、アプリ、プラットフォーム上で、エクスペディア・グループが提供するスポンサー付き宿泊リストを掲載することが可能なAPI。これにより、トラフィックを収益化しつつ、旅行者に最適な宿泊施設を提案、また宿泊施設の広告主にとっては新たな顧客層へのリーチが可能となる。

また、「マーチャンダイジングAPI」は、宿泊施設やパッケージツアーなどの旅行商品を、旅行者に最適なタイミングで提案することで、エンゲージメントの向上とコンバージョンの最大化を支援するツール。2026年に正式リリース予定のソリューションでは、効果的なキャンペーンでより魅力的なオファーを提供する機能を整える。

ユーザー向けには、「Smart Trip AI」を提供。業界の知見、旅行商品、最先端テクノロジー、パートナーのロイヤルティプログラムを融合して開発された会話型AIツールで、リアルタイムで最適な旅先やアクティビティを提案し、ユーザーが効率的に選択肢を発見・比較・決定できるように旅の計画をサポートする。

「Typeahead API」は、旅行者の検索体験を効率化。検索バーに文字を入力すると、関連性の高い目的地や施設が即座に提案され、希望の旅行先を効率よく見つけられるようサポートする。