日本観光振興協会は、持続可能な観光地経営を学ぶ人材育成と認証を兼ねた、新たな研修プログラム「Dスタディ」の受講申し込み受付を開始した。2025年度の開講期間は2025年10月6日~2026年3月31日で、Eラーニングで実施。申し込み期間は2026年2月28日まで。
Dスタディ(正式名称:観光地経営人材認証)は、観光地経営の実務担当や中核人材に必要な知識や技術・スキルを学べる人材育成プログラム。習得した知識や技能・スキルを一定程度担保できるように設計され、研修と人材認証の仕組みを導入しているのが特徴だ。
2025年3月改正の「観光地域づくり法人の登録制度に関するガイドライン」に対応しており、観光地域づくり法人(DMO)の更新登録要件として各DMOに3名受講が求められる「観光地域づくり法人の中核・実務人材向け研修」として、観光庁の選定を受けている。
研修では、実務人材コースと中核人材コースの2コースを用意。いずれもオンデマンドのEラーニングで、24時間どこでも受講が可能だ。DMO業務や観光地経営の実務家・学識者が講師となり、テーマごとにポイントを押さえた講義を実施。多忙なDMO職員や観光産業従事者でも受講しやすく、業務と両立しながら約2~3か月で修了できるように計画されている。動画を視聴完了し、確認テストに合格した人には、修了証を授与する。
Dスタディの概要は以下の通り。
概要
- 名称:観光地経営人材認証(Dスタディ)
- 開講期間
- 2025年度:2025年10月6日~2026年3月31日
※2026年度以降の開講スケジュールは決まり次第、特設サイト等で案内
- 2025年度:2025年10月6日~2026年3月31日
- 研修の構成内容
- 観光地域づくり法人の登録制度に関するガイドライン改正の解説
- 観光DX研修(※)
- 必修講座
- 選択必修講座
- 地域事例研究
※観光庁の令和6年度「全国の観光地・観光産業における観光DX推進事業」で作成されたもの
- 受講形式:E ラーニング(動画視聴)
- 募集コース
- 実務人材コース(想定学習時間:約2カ月)
- 中核人材コース(想定学習時間:約3カ月)
- 受講料
- 実務人材コース 3万3000円(税込)
- 中核人材コース 5万5000円(税込)
- 対象
- DMOの実務担当者や中核人材(DMOの更新登録要件として各DMO3名受講必須)
- DMOと連携する地域のステークホルダー(行政、地域の観光事業者等)
- DMOに出向者等を派遣する民間企業
- 観光振興、地方創生に関連する仕事に就きたい学生、Iターン、Uターン希望者 等
- 申込受付期間: 2026年2月28日まで ※2025年度開講分
- 「Dスタディ」プログラム詳細
- 受講申し込み
※「観光地経営人材認証・Dスタディ」のセクションからお申込みください - 実施主体:公益社団法人日本観光振興協会
- 問い合せフォーム
なお、日本観光振興協会では、別途、データに基づく地域の観光戦略立案・実行ができる人材を育成・認定する制度、「観光DX検定」の受験申込受付も10月22日から開始。詳細は以下より確認できる。