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UNツーリズム、アジア太平洋観光貢献でJTB山北社長を表彰、国際的な人財育成や観光市場の動向分析など評価

JTBは、国連世界観光機関(UNツーリズム)がアジア太平洋地域の観光発展に貢献した個人・団体を表彰する「Recognition for the Promotion of the Affiliate Membership in  Asia and the Pacific」を代表取締役社長執行役員の山北栄二郎氏が受賞したと発表した。日本を含むアジア企業としては初めての受賞となる。

JTBは「交流創造事業を事業ドメインとしており、今回の受賞はその理念に基づき、UN Tourismとの緊密な連携を通じて、アジア太平洋地域の持続可能な観光発展に多角的に貢献してきた努力を実を結んだ」などとコメントしている。

今回の受賞は、持続可能な観光を牽引する国際人財と観光関連ネットワークの拡大、国際会議を通じたアジア太平洋地域の声の発信とリーダーシップ、観光市場の動向分析と国際社会への情報提供、次世代の観光を創造するイノベーションと起業家支援などが評価された。たとえば、同社では2014年からUN Tourismアジア太平洋部へ社員を継続的に派遣してるほか、2025年大阪・関西万博では、観光と投資、女性の活躍をテーマに日本の民間セクターを代表して国際的な議論をリードした。

山北氏は「今後も世界中の人々の交流を創造し、観光を通じて平和で豊かな社会の実現に貢献したい」などとコメント。同社はUNツーリズムとの連携強化、国際的な人財育成、地域ステークホルダーとの協業促進、若手起業家支援を強化する方針を示している。