日本政府観光局(JNTO)は、2024年の国際会議統計を発表した。開催件数は1702件、参加者総数は124.1万人でともに前年比1.2倍。外国人の参加は15.9万人で、全体の16.2%を占めた。全国の自治体やコンベンション・ビューロー、府省庁を対象に調査してまとめた。
規模別では、参加者総数300人以上で、外国人50人以上の中・大型国際会議の開催件数は276件で全体の16.2%にとどまったが、外国人参加者数のうち全体の約7割にあたる10.9万人が参加した。分野別では、「科学・技術・自然」「医学」の2分野が開催件数1240件(全体の7割)、参加者総数101.4万人(全体の8割以上)と、2019年と比べ回復が早い傾向がみられる。全体のコロナ禍前の2019年との比較では、参加者総数が37.8%減だったのに対し、外国人が同25.5%減と、外国人の回復が先行している。
JNTO:発表資料より
ICCA調べでは日本は世界7位
一方、ICCA(国際会議協会)も参加者総数50名以上、3カ国以上で会議のローテーションを伴った定期性のある国際会議の開催状況を集計し、発表している。
これによると、2024年の世界の国際会議の開催件数は2019年比24%減の1万1099件。大陸別では、ヨーロッパでの開催件数は6172件と世界の会議件数の半数以上を占め、アジアでの開催件数は2041件とシェア18.4%だった。国・地域別ではトップが709件の米国で、日本は428件で7位。順位は変わらなかったが、2023年の363件から17.9%増と世界トップ10の中で増加率が最も高く、6位のフランス(432件)との差を4件に縮めた。アジア・オセアニア域内ではトップで、中国(249件)、韓国(243件)、オーストラリア(227件)が続いた。
JNTO:発表資料より
なお、JNTOとICCAでは国際会議の定義が異なるため、件数を単純比較できない。JNTOは広範な会議を対象とするのに対し、ICCAは「参加者50名以上」「3カ国以上のローテーション」「定期開催」という条件を満たした会議のみを集計している。