世界的な富裕層向け観光事業者コンソーシアムのヴァーチュオソ(Virtuoso)は、2026年に行くべき旅行先10選を公開した。先ごろ発表された世界の2400人以上のVirtuosoアドバイザーを対象とした調査「Virtuoso Luxe Report」によると、文化体験、ガストロノミー、アドベンチャーを重視した旅が人気を集めている。
選定された10の旅行先は以下のとおりだ。選定の理由とともに紹介する。
1.リガ(ラトビア)
誰もが欧州の次の目的地を探しているなか、スウェーデンからバルト海を渡ったラトビアの首都リガは中世の街並み(ユネスコ世界遺産)、欧州で最もアールヌーボー様式の建物が密集している場所として知られている。
現在のところ、観光客も少なく地元の人と同じ気分を味わえる街と紹介している。
2.コーンウォール(英国)
英国南西部のコーンウォールは、アートギャラリー、ブティック、シーフード中心のカフェが立ち並び、『ハウス・オブ・ドラゴン』や『ポルダーク』など数々のドラマや映画のロケ地となった。
この地域の泥炭地再生プロジェクトなど、地域のサステナブルな観光対策も評価を受けている。
3.カタルーニャ(スペイン)
2026年8月12日の皆既日食のルートにあたることが選定の大きな理由だ。2026年の皆既日食は、毎年恒例のペルセウス座流星群と重なる。
大都市バルセロナを離れ、田園地帯や自然保護区、ブドウ園、ジローナやベサルーなど古い村々は、静かに観賞できる最適な拠点になる。
4.ディアバレー(米国ユタ州)
ディアバレーでは、今冬、スキーエリアを倍増した。約100本のコース、山頂から山頂まで続くゴンドラ、7基のリフトが新たに開設される。ロバート・レッドフォードが創設した「サンダンス映画祭」も開催されることを選定の理由とした。
5.フィリピン
フィリピンには、約7600島が点在し、世界でも有数のビーチがある。
パラワン島北東のクーヨ諸島にあるプライベートアイランド「アマンプロ」では、約800メートルも遠浅の海を歩くことができる。
6.マイアミ(米国フロリダ州)
マイアミでは、3月にテニスのマイアミオープン、5月にはF1レース、6月と7月にはFIFAワールドカップの試合が開催される予定だ。
新規高級ホテルの開業も相次ぐ。ローズウッド、アマン、ブルガリ、ウォルドーフ・アストリアなど、業界屈指の有名ホテルが今後2年以内に開業または着工予定。
7.ボリビア
アマゾンの熱帯雨林からアンデス山脈まで、高地から低地へと続く自転車でのダウンヒルや、急峻な標高でのトレッキングなどアドベンチャートラベルの要素に事欠かない。また、ラパスの先住民族の食文化から、世界最大の塩湖ウユニ塩湖まで観光素材は多岐にわたる。
8.ブラマプトラ川(インド)
インド北東部のアッサム州は、冒険好きな人々の間で新たな目的地として注目が集まっている。大手クルーズ会社によるブラマプトラ川クルーズも予定されている。
川沿いには植民地時代の茶園で有名なジョルハット、この地域の最大の魅力であるカジランガ国立公園が広がる。
9.ケニア
すでに富裕層旅行者には人気の旅行先だが、新たなリゾートも登場している。「Suyian Lodge」は、ライキピア高原にあるのSuyian保護区で唯一の運営施設として開業。また、ケニア南西部のマサイマラ国立保護区では、マラトライアングルに「Wilderness Mara」が2026年にオープンする。
10.ドロミテ(イタリア)
2026年の冬季五輪では、コルティナ・ダンペッツォが会場となり、スキー、カーリング、スライディングなどの競技が開催される。ハイカー、ロッククライマー、サイクリストにとっては、夏が最高のアドベンチャー旅先となる。