トラベルボイストラベルボイス | 観光産業ニュース 読者数 No.1

スペイン政府、2025年の外国人観光客は約9700万人、2026年は1億人超えを予測、一方で注力するのは消費額

写真:ロイター通信

スペインは2025年、過去最多の約9700万人の外国人観光客を受け入れた。外国人観光客数は前年比3.5%増となった一方、観光収入の増加率はそれを上回り、同6.8%増の1350億ユーロ(約25兆円)に達した。

ジョルディ・ヘレウ観光大臣は、2026年は外国人観光客数が1億人に達するとの見方を示す一方、「我々はその数に注力しているわけではない」と記者団に話した。

観光はスペイン経済の主要な収入源となっており、観光業界団体エクセルトゥール(Exceltur)によると、2025年の観光産業は国内総生産(GDP)の約13%を占めると推定されている。

ヘレウ大臣は、2026年について1月~4月(イースター休暇シーズンを含む)に外国人観光客数が前年同期比3.7%増の2600万人に達し、消費額は前年同期比2.5%増の350億ユーロ(約6.4兆円)に達すると予測していると話した。

一方で、住宅価格、オーバーツーリズム、環境への影響なども顕在化しており、多くの観光地で観光に対する風当たりが強くなっているのも現実だ。

ヘレウ大臣は「スペインの観光は季節平準化が進んでおり、データによると、観光客の支出額はパンデミック前の2019年と比較して、ハイシーズンで34%増となった。一方、ローシーズンとミッドシーズンは53%増となった」ことを明らかにした。また、「2025年にスペインを訪れた観光客の3分の2がスペインは安全な場所だと認識しており、再訪意向も高い。世界的な地政学的問題が航空便の空席状況や予約動向に影響を与える兆候はない」と付け加えた。

※ユーロ円換算は1ユーロ183円でトラベルボイス編集部が算出

※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。