日本政府観光局(JNTO)が発表した2025年1年間の訪日外国人旅行者数(推計値)は、4268万3600人で、過去最多だった2024年(3687万148人)から15.8%増(約580万人増)となった。2023年(2506万6350人)比では2年間で、約1700万人(70.3%増)以上増加。コロナ前の最多だった2019年(3188万2049人)と比べると、この6年で1000万人以上、上回った。
国・地域別でも、23市場のうち20市場で年間累計が過去最多を記録。年間累計の多い順に、韓国が945万9600人(同7.3%増)、中国が909万6300人(同30.3%増)、台湾が676万3400人(同11.9%増)、米国が330万6800人(同21.4%増)、香港が251万7300人(同6.2%減)。発表対象のうち、唯一、香港が年間の累計で前年を下回った。
2025年12月単月では2024年(348万9888人)比3.7%増の361万7700人で、12月として過去最多を記録。ただし、伸び率は年間で最も小さく、市場別で前年比45%減となった中国市場の動向による影響がうかがえる。
12月単月を国・地域別でみると、多い順に韓国が97万4200人(2024年比12.3%増)、台湾が58万8400人(同19.8%増)、中国が33万400人(同45.3%減)、香港が29万1100人(同1.9%増)、米国が27万700人(同13.5%増)。JNTOによると、多くの市場でスクールホリデーやクリスマス、年末年始の旅行需要の高まりがみられた。
韓国やタイ(同18.6%増の17万4000人)など7市場が12月単月の過去最多に、台湾や米国、カナダ(同18.5%増の5万7200人)など14市場が12月の過去最多を更新した。中国は前年から半減に近い減少となったものの、3番目に多い市場となっている。
訪日外国人数の月次推移と市場別の数値は以下のとおり。
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JNTO資料(対2024年比)より直近10年の年次推移は以下のとおり。
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消費額も過去最高
2025年年間の訪日外国人旅行消費額は、前年比16.4%増の9兆4559億円となり、年間で過去最高を更新した。
国籍・地域別の年間消費額では、中国が2兆26億円(構成比21.2%)で首位。次いで台湾が9638億円(同10.2%)、米国が9139億円(同9.7%)、韓国が8767億円(同9.3%)、香港が5716億円(同6.0%)となった。上位5カ国・地域で全体の約6割を占めており、特に中国は前年比で大幅な伸びを見せ、市場全体の牽引役となった。
1人当たりの旅行支出は22.9万円だった。国籍・地域別では、ドイツが最も高く(39.4万円)、次いで英国(39万円)、オーストラリア(39万円)の順だった。