エクスペディア・グループは、出張に関する国際調査「The business travel industry is at a crossroads」の結果を公表した。この調査は、日本を含む世界10ヵ国のトラベルマネジメントカンパニー(TMC)の担当者214人を対象に2025年11月26日から12月4日にかけて実施されたものだ。
TMCとは、企業の出張管理を包括的に行う専門会社。予約手配だけでなく、デジタル活用によるコスト削減や規定遵守、危機管理の徹底など、出張業務の最適化を通じて経営戦略を支援する。
調査結果によると、担当者の95%が「法人出張の需要は今後3年でさらに伸び、企業の出張プログラムも本格的な回復に向かう」と回答。一方で、出張者が求めるサービス水準と、TMCが現状提供できている内容との間には大きな差がある状況だった。
出張者が期待するTMCのサービスとして挙げられたのは、ビジネスとレジャーを組み合わせ(ブレジャー)に対応する柔軟な旅程づくり(85%)、簡潔な予約プロセス(84%)、ロイヤルティ特典の価値(83%)、パーソナライゼーション(81%)、モバイル予約体験(76%)。
一方、出張者のニーズに現時点で十分対応できていると回答したTMCは30~40%にとどまった。特に従業員数250人以上の大規模TMCほど対応力に対する不安が大きいことが分かった。
また、AIについては、全回答者が「すでに何らかの形でAIを導入している」と回答。97%が「自動化やリアルタイムのデータ分析に投資している」と答えた一方、「新しいテクノロジーに十分な予算を確保できている」との回答は半数未満にとどまった。