地域創生事業を展開するイノベーションパートナーズ社と、静岡県伊豆の国市の伊豆長岡温泉旅館協同組合は、旅行者が同市の農業と年間を通じてつながり、関係を築く「育てる観光」プログラムを本格始動した。連携の第一弾として、いちごをテーマにした通年体験プログラムを実施する。
地域資源の農業を生かし、従来の単発的な観光を、滞在時間の充実や関係人口創出に結びつける新たな旅行形態に変えていく取り組みだ。
幕開けのイベントは「赤くて美味しい宝さがし」と銘打ち、2026年6月8~14日の1週間、若手生産者と協力して開催。同組合加盟旅館の宿泊者を対象に、シーズン終了を迎えるいちごの苗の刈り取り作業と合わせ、残った赤い果実を探しながら食べ放題で味わう体験を楽しんでもらう。
9月の苗植え、生育状況や栽培の工夫を知る10~12月のハウス見学、パック詰めまで体験する翌年1~5月の収穫、次のシーズンに向けた4~5月の土づくりなど、いちごの栽培サイクルに合わせたストーリー型プログラムを継続的に実施する予定だ。旅行者は訪れるたびに、時期によって異なる形で農業や地域と深く関わることができる。