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鹿島アントラーズ、観戦者の移動実態を可視化、来場者8割の自動車利用、CO2排出の96%占める

Jリーグの鹿島アントラーズは、産業技術総合研究所の協力のもと、「ホームゲーム来場者移動レポート(明治安田J1百年構想リーグ版)」を公開した。同クラブが重要テーマとして掲げている「環境負荷の少ない移動」の実現に向けた取り組みの一環として作成した。

それによると、茨城県内からのメルカリスタジアムへの来場者は37.6%にとどまる一方、東京都(15.9%)、千葉県(15.0%)など広域からの集客が半数以上を占めた。また、一般入場がスタートするキックオフの3時間前時点で、すでに約40%(40.7%)がスタジアムに到着していることもわかった。

交通手段については、自動車利用が大半(81.3%)を占める一方、茨城県外からのアクセスでは約15%(15.1%)が公共交通機関を利用。特に東京方面からの高速バス利用が多くみられた。

移動に伴うCO2排出量を見ると、対象9試合における総CO2排出量5182.8トンのうち、96.2%(4987.7トン)が自家用車(タクシー・バイクなど含む)による移動で占められていた。自動車の利用率および移動距離の長さが環境負荷に直結している現状が浮き彫りとなった(バスによる排出量は112.2トン、鉄道は82.9トン)。

報道資料より鹿島アントラーズでは、周辺道路の渋滞緩和と自家用車から鉄道への移動手段転換を目的に、2026年5月6日の水戸ホーリーホック戦で通常は貨物専用である「神栖駅」からメルカリスタジアム最寄りの「鹿島サッカースタジアム駅」へ直行する特別列車を運行。約200人が利用し、総計773.3kgのCO2排出削減を達成したという。