日本政府観光局(JNTO)が発表した2026年8月の訪日外国人旅行者数(推計値)は、2025年同月比9.6%減の309万8900人となった。2026年は4月から6月まで3カ月連続で前年を下回った後、7月はわずかにプラスに転じたものの、8月は再び前年割れとなり、減少幅が1割近くに拡大した。
国・地域別でみると、多い順に、韓国が85万500人(2025年比28.7%増)、台湾が66万6000人(同7.3%増)、中国が41万8000人(同59.0%減)、香港が24万7300人(同9.4%増)、米国が19万7400人(同1.5%増)となった。
JNTOによると、東アジアや欧米豪・中東を中心に夏季休暇や祝日に合わせて需要が高まり、多くの市場で訪日外客数が増加。韓国やマレーシア、メキシコなど14市場で8月の過去最多を記録した。さらに、イタリアとスペインは、バカンスシーズンや航空便の増便などの後押し要素もあり、単月として過去最多を更新した。
一方で、もともと訪日需要が落ち着く時期である東南アジアでは、航空便の減便や台風による欠航等もあり、タイやフィリピンなど一部市場で前年同月を下回った。また、中国は政府による日本への渡航の注意喚起の影響もあり、前年を大きく割り込む結果となった。
2026年1月~8月の累計では、前年同期比2.7%減の2762万6300人。前年実績を76万人近く下回る推移となっている。
訪日外国人数の月次推移と市場別の数値は以下のとおり。
※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可
JNTO資料(対2025年比)より
訪日外国人数の年間累計の推移は以下のとおり。
※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可