サウジアラビア観光省が創設した国際観光プラットフォーム「TOURISE(トゥーライズ)」は、第2回「TOURISE2027サミット」をリヤドで2027年3月23日~25日にかけて開催すると発表した。2025年11月に開催された第1回サミットに続くもの。
2027年のサミットでは「Alliances That Move the World(世界を動かす連携)」をテーマに掲げ、旅行業界をはじめとする各界の世界的リーダーが集結し、2027年のサミットでは「Alliances That Move the World(世界を動かす連携)」をテーマに掲げ、旅行業界をはじめとする各界の世界的リーダーが集結し、今後50年の観光の方向性を議論する。
TOURISEの会長を務めるアーメド・アル・ハティーブ・サウジアラビア観光大臣は、発表の記者会見で「観光の未来は、官民連携の強さによって形作られるもの」と話したうえで、「我々はTOURISEを通じて、その経験を世界へと広げ、様々な業界や市場のリーダーたちを繋ぎ合わせることで、具体的な行動へと変えていく」と強調した。
また、AIについても言及。「AIはどこへ向かうのか?AIはどのような仕事を奪うのか?そして、この分野が今後も人によるサービスを提供し続けるために、どのような仕事を保護すべきなのか?そうした問題を我々は議論し、理解を深める必要がある」と発言した。そのうえで、「AIの利用拡大は、人間同士の交流を犠牲にしておこなわれるべきではない。観光とは、人と人とのつながりがすべてだ。AIがこうしたサービスを提供する人々に与える影響を理解しなければならない」と付け加えた。
さらに、アル・ハティーブ氏は「我々は、TOURISEを単なるサミット以上のものにしていきたい。エコシステム全体のすべての関係者間の対話を継続的におこない、彼らが将来について情報に基づいた意思決定を行えるよう支援していく」と意欲を示した。
発表会見はオンラインでも配信されたパネルディスカッションに登壇した世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)のグロリア・ゲバラ社長兼CEOは、「未来の観光のためには、これまでにない協力関係が必要になってくる。テーマとなる『Alliances That Move the World』は、その好機となるもの。産業、資本、アイデアを繋ぎ合わせるということが必要になってくる」と話した。
あわせて、サミットに参加する登壇者も発表された。マリオット・インターナショナル社長兼CEOのアンソニー・カプアーノ氏、カヤック(KAYAK)CEOのピア・ビューラー氏、イントレピッド・トラベルCEOのジェームス・ソーントン氏、香港国際空港会長のフレッド・ラム氏など旅行業界のリーダーに加えて、投資会社、テクノロジー企業、ファッション業界など幅広い分野からオピニオンリーダーが参加する予定だ。
会場では、個別セッションとして参加者、ゲスト、講演者が、業界の将来について意見を交換する場も設けられる。
アワード募集も開始、第1回は東京が総合最優秀賞
TOURISE2027サミットに合わせて、第2回「TOURISEアワード」の募集も開始されている。このアワードは、独自性のある旅行体験を提供する目的地を表彰するもの。アート&カルチャー、アドベンチャー、食文化、ショッピング、エンターテイメント、新設されたウェルネスという6つの部門で最優秀目的地が選ばれる。
対象となる観光地は、都市、地域、特定の場所など明確に定義された地理的範囲を持つこと、文化、景観、観光資源に根ざした独自のアイデンティティと特徴を持っていること、観光地運営を担う観光管理機関の支援を受けていることの3つの条件を満たす必要がある。
第1回TOURISEアワードでは、東京がエンターテイメントと食文化の部門で最優秀賞を受賞。総合評価でも最優秀デスティネーションに選ばれた。
第2回TOURISEアワードの応募締切は2026年11月19日まで。授賞式はTOURISE2027サミットでおこなわれる。