観光学がまなべる大学の進学情報サイト

Newsお知らせ

玉川大学:観光学部の学生が玉川温泉の魅力を発信するSNSプロモーションを提案

玉川大学観光学部の三木日出男教授のゼミ生8名は、2026年9月2日から4日まで、秋田県仙北市の玉川温泉を訪問しました。課題解決型学習(PBL)の一環として、若年層への認知拡大と新規顧客の開拓に向けた調査を行い、最終日の4日には新玉川温泉で成果発表会を開催。現地での体験をもとに、インスタグラムを活用したプロモーション戦略を提案しました。

「玉川」のつながりから始まった産学連携

今回のプロジェクトは、玉川大学と玉川温泉がともに「玉川」の名を持つことをきっかけに交流が始まり、株式会社玉川温泉の畠山米一社長からの声かけによって実現しました。

学生たちは、若年層への認知拡大と新規顧客の開拓をテーマに、大学生を中心とした105名にウェブアンケートを実施。その結果、97名が玉川温泉を「知らない」と回答しました。この調査を踏まえ、まずは若い世代に施設の存在や魅力を知ってもらうことが課題だと考えました。

現地での体験から「温泉だけではない」魅力を発見

2泊3日の滞在中、学生たちは施設や玉川温泉自然研究路を視察し、岩盤浴などを体験しました。そこで着目したのが、湯煙が立ち上る景観や天然岩盤浴、自然の中での散策、温泉、食事、休息など、温泉に入ることだけにとどまらない多様な過ごし方です。

学生たちは、施設の特徴を説明するだけでなく、訪れた際にどのような時間を過ごせるのかを伝えることが、若い世代の「行ってみたい」という気持ちにつながると考えました。

インスタグラムで「行ってみたい」をつくる戦略

成果発表会では、「『行ってみたい』をつくるInstagram戦略 ~玉川温泉の新たな魅力発信~」をテーマに、学生ならではの視点を生かしたコンテンツを提案しました。

具体的には、東京から現地までの移動を旅のストーリーとして紹介する「玉川温泉、意外と行ける説」、湯煙や天然岩盤浴の特徴的な景観を取り上げる「玉川温泉、地球じゃない説」、散策や岩盤浴、温泉、食事などを通じた過ごし方を伝える「玉川温泉、温泉だけじゃない説」の3つです。

このほか、来訪者が撮影した写真や動画などのUGC(ユーザー生成コンテンツ)の活用や、秋田県の観光プロモーションとの連携も提案しました。

地域との今後の連携についても意見交換

9月4日の成果発表会には、仙北市長をはじめ、行政や観光関係者などが出席しました。学生たちは、アンケート結果や現地で発見した魅力、それらをもとに考案したプロモーション戦略を発表。発表後には、SNSを活用した地域の情報発信など、今後の三木ゼミとの連携の可能性についても意見が交わされました。

今回の取り組みでは、事前調査と現地での視察・体験を通じて地域の魅力を発見し、観光プロモーションの具体的な提案につなげました。「玉川」という共通点から始まった交流を通じて、玉川大学の学生が玉川温泉の新たな魅力発信に取り組みました。

今後も、今回の取り組みを通じて生まれたつながりを生かし、玉川大学と玉川温泉、地域との連携がどのように発展していくのか注目されます。