
「二地域居住」とは、自分が生活する主な拠点とは別の地域にも拠点を持ち、双方を定期的に行き来する形です。都市部と地方部の組み合わせが一般的です。
旅行や出張のような一時的な滞在とは異なり、定期的に都市部と地方を行き来して両地域で生活する点が特徴です。例えば、平日は都市部で働き週末は地方で過ごす、夏は地域で、それ以外の時期は都会でと季節ごとに滞在先を変えるスタイルなどがあります。
滞在先は宿泊施設での長期連泊、マンスリーマンションを借りる、あるいは地域の空き家バンクなどで物件を購入するなど、色々なパターンが考えられます。二地域居住を行う関係人口と滞在先とのマッチングに意欲的な自治体も増えています。
その一つが、涼しい気候の夏季に二地域居住者を積極的に誘致している釧路市です。市役所内に事務局を置く「くしろ長期滞在ビジネス研究会」が運営するサイトでは、二拠点居住に適したさまざまな長期滞在物件の情報を一元化しており、希望に合わせて検索することができます。
国土交通省の取り組みは、2021年の「全国二地域居住等促進協議会」設立が始まりです。この協議会には600以上の地方自治体が参加しました。その後、 2024年11月に二地域居住の推進を目的とした法律「広域的地域活性化のための基盤整備に関する法律の一部を改正する法律」が施行されました。主な概要は以下のとおりです。
- 二地域居住促進のための市町村計画制度の創設
- 二地域居住者に「住まい」・「なりわい」・「コミュニティ」を提供する活動に取り組む法人の指定制度の創設
- 二地域居住促進のための協議会制度の創設
さらに、「全国二地域居住等促進官民連携プラットフォーム」のサイトを開設しました。国交省の取り組みの詳細は「関係人口の創出を推進したい」のページでご紹介します。