旅先テレワークとは? ワーケーションとの違い

「旅先テレワーク」とは、仕事をする場所を自由に選び、旅行先で滞在しながら働く新しい働き方の提案です。

コロナ禍で浸透したワーケーションは、休暇が「主」で仕事が「従」のイメージなのに対し、旅先テレワークは仕事が「主」で休暇が「従」のイメージです。旅先で仕事をしつつ、週末や仕事の合間に余暇を楽しみ、地域で暮らすように滞在するーーーそれが、旅先テレワークです。

コロナ禍以前、テレワークあるいはリモートワークは英語で「work from home」と表現されることが多かったのですが、近年は「work from anywhere」という表現が多くなりました。「在宅勤務」から「どこでも勤務」へと、テレワークの概念が変化していると言えます。

コロナ禍前、企業に勤める人々にとって旅行は有給休暇を取得して行うものであり、「旅行先で仕事をすることは労働基準法的にどうなのか」という議論がよく行われていました。

しかしコロナ禍が始まった2020年以降はオンライン会議やテレワークの導入が一気に進んだことにより、仕事をする場所も自宅に限らず、どこでも自由に選ぶことができるよう社内規定を変更した企業が増えました。

こうした背景を受け、コロナ禍を経た日本では、有給休暇を取らなくても、仕事を目的に旅行しやすい環境が整ってきたと言えます。

旅先の滞在時間で仕事が多くの割合を占める旅先テレワークは、休暇を主とするワーケーションより、地域の滞在日数が長めになり、利用者にとってはゆとりある旅行日程を可能にします。一方、受け入れる地域やサービス事業者にとっては、連泊や長期滞在化につながり、オフ期対策や需要平準化などが期待できます。