「関係人口の基礎知識」でいくつかのパターンを挙げたように、関係人口として地域に関わるには、いろいろな方法があります。とはいえ、どこかの地域と関わりたいけど、具体的にどう選べばいいんだろう?と悩む人も少なくないのでは。ここでは2つのアプローチから、関わる地域の探し方のヒントをご紹介します。

地域との関わり方から探す

関係人口として地域に関わる場合、何度も通ったり、一定の期間に渡って滞在することが想定されます。その場合、ポイントとなるのが「どのように地域と関わるか」です。

特にポイントとなるのが、「地域の人と、どうつながるか」です。親戚や友人など知っている人がその地域にいない場合、地域の人とつながるためのなんらかのきっかけが必要となります。

1.仕事やボランティア

一番身近なきっかけとなるのが、仕事やボランティアです。自分の持つスキルが地域に役立ち、地域の人たちに喜んでもらえれば、人同士のつながりが生まれ、その地域に滞在したり、通う励みになります。

そうした意味で注目されているのが一定期間、地域のお手伝いをしてお金を稼ぐことができる「おてつたび」です。リゾートバイトは稼ぐことが主目的ですが、おてつたびは稼ぐことよりも、交流や体験を重視しており、関係人口としての関わり方の一つといえます。参加者にとっては暮らすように滞在し、職業体験の機会にもなっています。

地域への交通費は自己負担ですが、地域で一定期間働くことで滞在費用が無料となり、最低賃金以上の報酬を得られます。リピーターやシニア層の参加も増えています。

2.関係人口創出に意欲的な地域に着目する

もう一つが、関係人口の創出に積極的な自治体から探す方法です。

よりハードルが低く、地域外の人が地域にちょっとした貢献ができる仕組みを作っている地域もあります。「関係人口を地域に創出したい」で紹介した「飛騨市の関係案内所ヒダスケ!」は、その好例と言えるでしょう。

また、総務省はふるさと住民登録制度に参加する自治体モデル地域を公募し、2026年3月に応募があった161 の地方団体から以下の37市町村が選ばれました。

  • 北海道(16市町)/北見市、苫小牧市、奥尻町、沼田町、鷹栖町、美瑛町、
    中富良野町、中川町、苫前町、雄武町、厚真町、
    上士幌町、鹿追町、浦幌町、釧路町、別海町
  • 宮城県(3市町)/石巻市、大崎市、丸森町
  • 富山県(2市)/高岡市、魚津市
  • 長野県(7市町村)/岡谷市、駒ヶ根市、中野市、軽井沢町、売木村、池田町、飯綱町
  • 和歌山県(2市町)/田辺市、かつらぎ町
  • 鳥取県(4市町)/米子市、倉吉市、琴浦町、南部町
  • 高知県(3市町村)/室戸市、越知町、日高村

すでに、関係人口の創出に積極的に取り組んでいる地域や、今後の取り組みに意欲的な地域が選ばれています。上記の中から関わりたい地域を選ぶのも一つの方法です。今後の取り組みがどう進んでいくのか、これらの地域の自治体や観光関係のホームページでチェックしてみましょう。新しい動きがあれば、当サイトでも最新情報をご紹介していきます。

3.当サイトの新着情報をチェックする

当サイトの新着情報では、そうした取り組みをしている地域の最新情報を随時ピックアップしますので、ぜひチェックしてみてください。